背中のニキビは皮脂に注意

人間の体は、縦の中心線上に皮脂腺が集中しています。額や鼻、あごや胸の谷間や背中にニキビが比較的できやすいのはそのためです。しかし、顔とボディのニキビではちょっと様子が違います。もし、背中や胸に小粒でかたいニキビがブツブツと散らばっているようなら、マラセチア毛包炎の可能性もあります。

マラセチアとは、油分をこのむカビの一種で放っておくと色素沈着しやすく、そばかすのようなシミがたくさんできてしまうのです。普通のニキビ薬をつかっても治らないので、皮膚科で治療を受けるのが一番の方法となります。そして、カビが引き起こすものといっても、毛穴に詰まった皮脂や汚れが原因となることは間違いないのです。背中がいつもさっぱり清潔でいるように、お風呂に使って体をあたためて毛穴が開いた状態になってから、皮脂をしっかり落とす洗浄料を使って体をていねいに洗います。

洗浄料は、さっぱりタイプで、洗い上がりに油分が残ってしまうしっとりするものは避けて選びます。また、背中にふれる肌着やパジャマも洗濯しやすい素材を選んで、できれば毎日、取り替え、まめに洗って、枕カバーやシーツについても同様にし清潔を保つのです。もし、顔と同じように単独でできたものであれば、一般的なニキビ薬や予防法が通用します。ただし、背中は手が届きにくいですし、自分ではよく観察もできないところですので、やはり皮膚科で治療してもらうが、痕もできにくいのでベストです。

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