ニキビとは、男性ホルモンの分泌量の増加やホルモンバランスの乱れなどが理由でほおや顎などに発生する吹き出物のことです。思春期の頃に発生するニキビは、体の成長に必要なホルモンによって皮脂を多く分泌させてしまうことが原因ですが、体が成長していくとホルモンバランスは落ち着き、症状はなくなります。しかし、思春期後は、食事やストレスなどが原因で発生することがあり、何が原因なのかを見つけないと症状を無くすことはできません。ニキビを治すにはまず普段からストレスをためないように行動することが大切であり、仕事や学校がない休日には自分の趣味に時間を使ったり、外の景色を見に行って気分転換をすることなどから始めます。

外に出かけるときにはウォーキングを心がけると気分を変えるだけでなく、運動不足の解消になるため、ホルモンバランスを整えてニキビを発生しにくくします。食事には、人参や卵、ニンニクなどのビタミンを多く含む食品を取り入れることで免疫力の上昇や皮膚の炎症対策になります。また、塩分や糖分の多いものや食品添加物を多く使っている食品は肌へ悪影響を与えるためできるだけ控えます。皮膚にたまっている油を無くすには、洗顔も行う必要がありますが、強く洗ったり、洗顔をしすぎると皮膚に必要な油も落としてしまうため、朝晩だけ洗うようにします。

どうしても治らないときには、別の病気の可能性もあるので、早めに皮膚科に相談することも必要です。